私たちについて

ごあいさつ 理事長 三浦春壽師

南米宣教会54年歩み

「そして、私のことばと私の宣教は、説得力のある知恵のことばによるものではなく、御霊と御力の現れによるものでした。」Ⅰコリント2:4-5

南米宣教創刊号(1969年4月)の巻頭言で、羽鳥順二師は「神が私たちを招いて」(第三版使徒16:10)と題し、使徒の働きの「我らの章節」の始まりを語り、ご夫妻でなされる宣教を強調していました。「もうあなたがたは『私は』といえないのです。『神が私たちを招いた』と言わなければなりません」と語り、さらに「もう一つの『私たち』があると思います。

『神は私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせる』のです。出て行こうとしている若い二人を祈りと犠牲とによって支えること、これが私たちの責任です。」と。

また、南米宣教会理事会報告には、1969年3月11日(火)夜、第一回理事会が開催され、簡単な規約をまとめ、会の性格として宣教師支援をしていくこと、そして、南米宣教に重荷をもつ人々が起こされるように祈っていくことが稲葉裕兄から報告されました。その時の理事は、「羽鳥純二、舟喜信、新井宏二、荒品光一、鎌田光則、大竹一行、岩崎喜太男、井出定治の各先生方で、さしあたり第一期五年間の責任をもっていただくことになりました。」と記されています。この時の理事の多くは天に召されましたが、キリストに十字架によって贖われた諸教会の祈りと犠牲の伴うご支援によって南米宣教会は54年の歴史を刻んでいます。神様と諸教会の皆様に心から感謝しています。

現在、南米宣教会派遣の宣教師はいませんが、中田智之・宣子師夫妻を通して始められた俗称「日伯学校」(以下ジョセフィーナ学校:初等部から高等部)の運営と、現地に宗教法人を持つアマゾナス南米宣教会(マナウス)を支援しています。特にジョセフィーナ学校は地域の信頼を得て、徐々に生徒数が増し、2023年は小学校一年生から高校生までの496名が学んでいます(2023年4月末現)。

人口202万人のマナウスでは、新型コロナ感染により死者数が12,000人以上だったと伝えられていますが( 提供元:JHU CSSE COVID-19 Data)。このコロナ禍の影響により、1985年から日系人子弟のために始められていた愛(まなみ)幼稚園は、日本の諸教会皆様から多くのボランティアーを送っていただき、バザー用品や献金等の支援を受けて来ましたが、経営困難から2021年1月に閉園になり残念でした。しかし、マナウスの地元日系企業や日本人学校の父母の強い要請により、新たな幼稚園の創設に迫られ、アマゾナス南米宣教会(理事長三浦洋平兄)は2021年4月から急遽「朝顔幼稚園」と称して幼稚園の運営を始めました。2歳児から5歳児までの園児は、2023年1月から62名が集っています。協力している教職員や運営の経済のためにお祈りくだされば幸いです。

南米宣教会54年の歩みを振り返り、ブラジル移民された日本人一世とその子弟への福音宣教が続けられているのは、日本の諸教会の祈りとご支援、ご協力により、「御霊と御力の現れによるもの」です。救い主であり、全能なる神様のご支配と導きを覚え、感謝しつつ、聖なる御名を崇めます。

副理事長 塚田献

いつも南米宣教会の働きを覚え、支えてくださっていることに心より感謝を申し上げます。

南米宣教会は、特に最大の日系コミュニティーを持つブラジルで宣教の働きを続けてきました。

ブラジルはカトリック教国としても有名ですが、貧困や教育などの社会問題を抱える中、福音による救いと変革を必要として国でもあります。

これまで50年以上の宣教の歴史が積み重ねられている中で、ブラジルでの宣教に日本人の宣教師が必要とされていることも実感するところでもあります。

主の召しに応えて宣教師を志す方で、ブラジルでの働きを願われる人はぜひ、南米宣教会にご相談くださればと思います。

目的と事業

目的

本会は超教派的支援のもとに、南米において福音宣教を行うことをもって、世界宣教に資するを目的とする。

事業

本会は前条の目的を達するために次の事業を行う。

  1. ブラジルに宣教師を派遣し、これを支援する。
  2. 南米諸地域における教会および宣教師との協力。
  3. 世界宣教への関心を啓蒙する。
  4. 前三項目に附帯する一切の事業を行い、かつ協力する。

事務局
〒156-0043 東京都世田谷区松原2-29-19 キリスト教朝顔教会

団体概要

名称南米宣教会
住所〒156-0043
東京都世田谷区松原2-29-19 朝顔教会内
Emailnanbeisenkyoukai@gmail.com
TEL03-3321-6722

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